セチェーダ(Seceda)〜サンタ・マッダレーナ(Santa Maddalena)/フネス谷(Val di Funes)

2019年7月10日

オルティゼーイの宿(Residence Villa Stella)は、名称でわかるとおり「レジデンス」タイプです。

朝食は希望に応じてパンだけ用意してもらえます。チェックインのときにパンの希望個数をきかれました。朝食1食につき2個でお願いしましたが、3個お願いすればよかったと後悔w。

前日にスーパーで生ハムやチーズ、ヨーグルトなどを買っておきました。

1Fのレセプション脇にラヴァッツァ(LAVAZZA)のカプセル式エスプレッソマシーンがあり、美味しいコーヒーがいつでもいただけます。菓子パンやビスケットなどの甘い軽食もありました。

朝食用にエスプレッソ・ドッピオ(欲張ってカプセル2個分)をいれてきました。

目次

リフトの片道チケットでセチェーダ山(2500m)へ

朝食後は急いで荷物の準備と装備を整え、リフトの運転開始時刻に合わせるように宿を出ました。

前日下見程度にセチェーダ山頂へ行き、予報を裏切り晴れ間も長くて意外にも散策を楽しめましたが、この日は予報からして晴天、絶好のセチェーダ日和です。

前日は往復チケットを買いましたが、この日はセチェーダ山頂までの片道チケットだけ買い、ここへは戻ってこない予定です。(覚悟)

Tomo

なにがあろうが戻りません(強気)

標高2500mのセチェーダ山頂へ着いたら、木々など遮るものがほとんどなくて強い太陽光でジリジリ肌が焦げていく感じです。

芝生に見えて芝生でない。緑の斜面はすべて大草原。

ガイスラー山群の尾根へ向けて美しい緑の斜面(※芝ではない)をテクテク歩き、前日に来た崖下りの分岐点まで来ました。

覚悟をきめて

道しるべから左(北方面)の斜面を下ります。

ここを下っていく人が、自分以外、誰もいません。(笑

Tomo

ほかに誰もいない(不安w

下っていく岩壁にはコの字型の太い金属杭が打たれ、打ち込まれたところをセメントのようなもので固めるだけの、心許ない足場。いちおう慎重に下ります。

この山群の崩れ落ちた側は北斜面。標高2000m以上では風も冷たく、日陰になるとさらに体感気温が低くなります。

長袖Tシャツ、インナーダウン、ウインドブレーカーをしっかり着ました。

崖下りが終わったかな...と思ったあたりで、陽射しとともに急に暑くなってきました。一気に上着を脱いでタンクトップ1枚になります。

下り続きだったのでちょっとヒザ関節にこたえますが、ここから緩やかな森歩きが続きます。(喜ww

大草原のアルム

Tomo

牛って間近で見ると意外にかわいい

ひらけた大草原のアルムにぽつんとブログレス小屋があり、ここで軽く休憩です。

「アルム」とは?

昔からアルプスの少女ハイジなんかでよく耳にしていた「アルム」。

なにがどうなってこう呼ばれる言葉なのか、実際よく知りませんでした。(笑

アルム(Alm)ってなんですか?

高原の牧草地や放牧地のことです。ドイツ語の方弁からきています。

Tomo

Oh、なるほど。

花咲く草原をまた歩きはじめます。その先からは延々と深い森をトレッキングです。

ブログレス小屋〜サン・ジョヴァンニ教会のルート

いくつか分岐点で道しるべを辿ってきたつもりが、気づくと道の先に木が倒れていて、その先が行き止まりに。

ちがう脇道に入ってったのか、きつねにつままれたのか。。しらんけどw。

20分ほど来た道を戻ると、見覚えのない道しるべが現れました。たったひとつ、これを見逃していただけでした。

大草原の小さな教会

森を抜けて辿り着いたのが広大なフネス谷。ここがドロミテ4泊での最終目的地。

大草原にぽつんと佇むラヌイのサン・ジョヴァンニ教会(Chiesetta San Giovanni in Ranui)があるこのあたりから続く集落がサンタ・マッダレーナ村(Santa Maddalena)です。

丘をのぼった草原からの景色
Tomo

(ボーッ...)

ボーッと景色を眺めていると、あの森の背後に見えるトゲトゲ山のどれかの谷間から下ってきたのがすでに遠い昔の様に感じます。それくらい延々と歩いてきました。

サンタ・マッダレーナ村からブレッサノーネ(Bressanone/Brixen)の街へ行くバスに乗り、そこでオルティゼーイ行きのバスに乗り換え、宿へ戻りました。

Tomo

宿へ戻る前にまたスーパーへ寄りました。

翌日は山から下り、いよいよサルデーニャ島を目指す航路へ。

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