バウネーイ(Baunei)〜アルトピアーノ・ディ・ゴルゴ(Altopiano di Golgo)

2019年7月16日

カリアリ(Cagliari)の宿をチェックアウトし、ARSTバスターミナルへ。

朝早いうちに買っておいたバスの切符でオルビア(Olbia)行きのバスに乗り込み、途中トルトーリ(Tortoli)でバウネーイ(Baunei)行きに乗り換えました。

目次

バウネーイ(Baunei)

バウネーイの街はひとつの教会を中心に斜面に広がり、細い坂道や階段が入り組んでいます。

土地勘が無くても把握できそうな規模ですが、早々道を間違え、登ってきた急坂をあと戻りしたりしました。

この日はバウネーイに宿をとらず、アルトピアーノ・ディ・ゴルゴ(Altopiano di Golgo)を目指します。

9kgザックにペットボトルの水2本積んで...。

事前に Google Maps で周辺確認をしたのみで、どんな場所なのかまったく想像つきません。

Tomo

辿り着いてからのお楽しみ。
( ゚∀゚)アハ

まさに昔ながらの旅人

ジグザグの坂を登り終えると、緩やかな道がエンドレス感満載に続きます。

水1本がすぐ無くなり、スマホ電波も途切れましたw。

Tomo

oh...
道わからへん。

よくよく見るとiPhoneのGPS機能だけは生きていて、現在地が辛うじてわかるので、それだけを頼りに歩き続けました。

炎天下なので、途中日陰で休みつつ2時間以上歩いたでしょうか。足の指先にできたマメを応急処置しながら。

アスファルト舗装の道が途切れたかな、と思ったあたりで宿の看板が見えてきました。

バウネーイからここまで歩いてきた総距離は9.5kmになりました。

Tomo

皇居2周弱くらいかな。

皇居2周と考えると大した距離ではなかったのかなぁ。(笑

フルに荷物背負ってたし、延々真夏の直射日光に当たったりでしんどかったけども、、。

ブンブンカーニバル

広大な敷地内には放牧牛だけでなく、馬やロバもいました。ロバや牛は基本放牧みたいです。

荒野の至るところに「落し物」=「大地への恵み」が落ちています。

気付いたら大量のハエにブンブン囲まれながら歩く「ひとりブンブンカーニバル」。

Tomo

ほかの表現でてきません(笑

宿へ着くと、エントランス付近はバール兼食事スペースになっていて、テラスの芝生を猫たちが自由に駆けまわっています。

夜行フェリーの時と同様、また4人用客室をひとりで使います。2段ベッドひとつとシングルベッド2台、客室自体は広めでゆったりしています。窓の外はマウンテンビューではなく荒野でしたw。

Tomo

「裏口の物干しビュー」のお部屋でした

もう夕方近くなので、サササっとシャワーを浴びてから、サブザックにカメラ機材や食料を詰め、あと一応、海水浴の準備をして出かけます。

行くには遅すぎた...

アスファルト舗装の道まで出て、そこから分岐するカーラ・ゴロリッツェ(Cala Goloritzé)のビーチへ行く道へ入ります。この道にもロバが地面をハムハムしたり、近づいてきたりします。

荒野の林の中にぽつんと、でもわりとちゃんとしたバール(飲食店)があり、その近くにカーラ・ゴロリッツェ(Cala Goloritzé)への入り口があります。

入り口の小屋に係員らしき人がいて入場料をとったり(大人ひとり6ユーロ)、注意事項説明などをしています。

午後4時をまわるところで、この日はもう往路がクローズだと言われ、カーラ・ゴロリッツェ(Cala Goloritzé)は諦めるしかありません。

Tomo

やっぱりダメか…

ひっそり佇む教会

仕方なく来た道を戻るわけですが、まだ時間もアレなので、宿を通りすぎた先にぽつんと建つゴルゴのサン・ピエトロ教会(Chiesa di San Pietro al Golgo)へ行ってみることにします。

教会敷地へ入るエントランスの柵あたりで、ロバのファミリーが興味津々な感じで人の家族にふれあっていました。(逆)

柵から敷地へ入ると、広大すぎて教会建物までしばらくまた荒野です。

奥に見事なオリーブの巨木が並んでいます。相当な樹齢だと思います。その巨木に並ぶ様に、ひっそりと真っ白いファサードのシンプルな教会が佇んでいます。

教会の扉は閉まっていて中には入れず、ファサード上部の鐘からロープが垂れ下がり、鐘を鳴らし放題です。

その場にいた老夫婦の旦那さんの方が教会の鐘を鳴らしまくったあと、なぜかこちらに向かって手拳銃で Bababa Baaaann!! と撃つ真似を...。 お茶目なひとなのかなぁ。(しらんけど、、w)

翌朝、宿のカフェテラス席でその老夫婦にお会いしました。旦那さんにほんの少し話しかけられましたが、何かを褒められたらしいです。(謎)

Tomo

やっぱお茶目な人やな、って感じしました(笑

そしてまたハエに囲まれブンブンカーニバルで宿に戻りました。

Tomo

もうさすがにこのブンブン祭り慣れたよ...

宿の夕飯

当然ながら、この広大な荒地には夕飯を買うスーパーもコンビニも自販機も皆無なので、この宿で夕食をいただくことにしました。

遠方から車で訪れる人もいて早い時間から席が埋まっていきます。この辺から各地へ戻る自家用車やレンタカー移動の旅行者なども立ち寄るみたいです。

夕食でいただいたのは、まず具がポルチーニ茸だけのトロフィエ(Trofie)というパスタ。ほんのりクリームベースでシンプルな程よい味付け。かるく胡椒だけ振りかけました。ざっくり切ったフレッシュなポルチーニ茸なので風味抜群、食べ応えありました。素材の良さがいきています。

続いて骨つき馬肉のステーキ(Bistecca di Cavallo)を。味付けは軽く塩のみだったので、これもすこし胡椒をかけました。

イタリアに渡ってからの肉料理といえば生ハムだとか、ほぼ加工肉でした。この日のこれはまさに「肉」。癖はなく淡白でもまったくない、野性味に溢れた一皿でした。

炭酸入りの水とあわせ、全部で22ユーロ。もし都内の飲食店でこれと同じものがいただけると考えると、やっぱり思いきったコストパフォーマンスに感じますよね。(笑

灯ひとつない真っ暗闇

22時を過ぎると下のバールも全て閉じ、窓の外は灯りのひとつもなく真っ暗闇になります。翌日のため早めに...というよりも、もう寝るしかないですw。

翌日はチェックアウト後にサブザック以外の荷物を宿に預けて、この日行けなかったカーラ・ゴロリッツェ(Cala Goloritzé)のビーチへ行きます。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次